【英語お悩み相談】英検2級になかなか受からない


 

ファンキーアコです。

 

先日以下のようなお悩みの相談をいただきました。


あこ先生 はじめまして。

 

56歳になる零細企業の代表をしているSです。

 

一年発起して英語をやり、英検準2までとりましたが、2級が6回くらい落ちまくっています。

また、英会話もままなりません。

 

どうしたら、良いでしょうか?

なにかアドバイスをいただけないでしょうか?

 

お願いします。


 

このお悩み内容だけではざっくりとしすぎていたため、もう少し詳細な説明をしていただくことにしました。

 

以下が追記情報です。


あこ先生

 

芸能人からめーるもらえて、感慨ひとしおです。

 

私は、これまで何をやっても失敗だらけの人生でした。

 

そこで、これではいけないと思い、決めた目標は達成するまでやろうと決意し、英検2に取り組みました。(何度落ちても)

 

英検は、いつも、僅差でおちています。(合格点まで20点くらいの差)

 

過去問を中心に、単語の学習を毎日しています。最終は英検準1までです。

  

英語について、最終目標は、ネイテヴなみの、日常会話ができるレベルと考えております。

 

英検学習と平行に、NHKのラジオ英会話をやってます。

 

こんな私に、指針を頂戴したいです。お願いいたします。

 


 

Sさん、以前動画へのコメントと、メルマガ登録およびお悩み相談を寄せてくださりありがとうございます。

 

※決して私は芸能人ではありませんけどね(苦笑)。

 

では以下回答をさせていただきますね。

 


ハッキリ言わせていただきます!


 

準2級から始められて2級を6回落ち、いつもは合格点まであと20点ほどの僅差…ということですが、これは 2016年度から変更になった点数配分での20点のことでしょうか?

 

それであれば合格点まで『僅差』と言えるのかも知れませんが…

 

ずばり私は『6回くらい落ちまくっている』というところにまずツッコミを入れたいです。

 

6回落ち続ける間いったいどういう勉強をしておったのですか!?

 

と。

 

そして試験を受ければ受けるほど実力が上がるのではないのですよ?

 

試験はいわばスポーツで言えば本試合。

 

実力を蓄えるのは普段の練習(学習)です。

 

普段の学習では『過去問を中心に』とおっしゃっていますが、過去問をただやればよいというものではなく、一度解いて実力を確認したそのあとどうするかが一番大切なところです。

 

過去問は再び行ったときに全問正解できるところまで精度を高めてください。

 

では以下、それぞれの問題対してのおススメ重要学習法を記載します。

 

 


確実に力が付く学習法


  

【語彙問題】であれば正解の単語だけは(すくなくとも)確実に覚える。

 

(問題文の空欄に正解の単語を入れて何度も音読、単語を含めた文全体の意味を把握しながら読めるようにする)

 

いきなり選択肢4つの単語をすべて覚えようとするとハードルが高いので、とりあえずは正解から完璧にしていく。数多くの過去問をしらみつぶしにしていくうちに、正解として覚えた単語が選択肢の単語として重複していくので、無理なく語彙を増やすことができる。

 

過去問だけで語彙に取り組むのではなく、他の学習媒体を用いてみる(例えば2級のボキャビルテキストなど)。別の角度から同じ単語と出会う経験をすることで単語に対する印象が強まり、より記憶に残り、より正確な語感を得ることができるのでおススメです。

 

 

【読解問題・リスニング】であれば、長文・リスニングスクリプトを完璧に理解できるまで精読する。

 

(文章を音読しながら知らない単語はすべて調べ、回答の意味と英語の文を照らし合わせる。全部完了してから何度も意味が自然に入るまで音読。リスニングはさらに音声CDを流しながら聴いて意味が理解できるまで行う)

 

 ※質問内に『過去問を中心に、単語の学習を毎日』とありましたが、まさかボキャビルだけを行っているわけではないですね?もしそうであれば、文法や、精読による長文の理解を深めないままいくら単語を増やしても英語力は上がりませんので注意してください。

 

 

【作文・スピーチテスト】は、最終的には自分でエッセイを書いたり、話す内容などをまとめなくてはいけませんが、とりあえず練習段階では

 

『お手本の模写』を何度も行い『英語らしい語感・文章の書き方』に触れる・慣れる。 

 

自分で実際に書く場合に語彙や表現が身についていないと感じるのであれば、お手本のエッセイなどを何度も音読して馴染ませる。

 

時間はかかりますし、最終的には実際に自分で文章を組み立てて行く段階を必ず経ないといけませんが、このようにして音読したり文章内で使った表現は徐々に『自分でも使える表現』になって行きます。

 


上達しないときはここを見直して!


 

このような細かい学習を続けて行くことで英語の精度が増し、自然に英語力は上がって行くはずです。

 

過去問を使った学習の仕方は、どの級でも基本は同じです。2級であれば2級の過去問のレベルに沿ってしっかりと行う。その他の級であっても同様。

 

そして、なかなかレベルが上がらない…と感じるときは学習がマンネリ化していると思われるので、精読をよりしっかりと行うなど、学習に負荷をかけてみてください。

 

今までよりも『しんどいこと』を増やしてみるのです。

 

面倒なことを避けていては英語力は頭打ちになって、いくら時間をかけても伸びていかないことがよくあります(経験者)。

 

例えば文法の知識が疎かになっていても、それはいずれ『推測力の欠如』につながるので、英語力はあるところから伸びなくなってきます

 

(例えばリスニングで聞こえなかった部分は推測で補うが、このとき語彙力だけでなく文法力にも頼りながら推測しているため)

 

だから6回も試験に落ちているということは、ただ同じような学習法をダラダラと続けているだけで、より精度を上げた学習を避けてしまっているのではないか?と思われるのです。

 


『まぐれ合格』でない実力をつける


 

そして、当日の試験で合格点スレスレを目指すのではなく、普段の学習の時点で確実に合格点を取れるレベルを目指して行くという方法が効率的だと考えます。

 

少なくとも、当日の試験の結果が『まぐれ』の状態ではないレベルを目指す、ということですね。

 

まぁそこまでの点数を取ることができれば、その級を飛ばしてもう一つ上の級の受験を目指そうと思えるかも知れませんが!

 

(英検で2つの級を同時に受ける人々もいるようですね)

 

でも忘れないでください。

 

目的の級に『滑り込みセーフ』で合格することが大事ではないのです。

 

なぜなら、決して英検の合格があなたの英語力を変えるのではないからです。

  

あなたの英語力が伸びていることが一番大事

 

なのです!

 

でもそれには英検の学習をして級を上がって行くことが、英語力上達のわかりやすい指針になるのは真実です。

 

『英会話力』を上げるためには他のアウトプット(スピーキング)練習なども必要となってはきますが、英検で使われている英語はとても信頼のおける英語なので、英検の学習をしながら英語力をつけて行くことには大賛成です。

 

 

そして『英検準1級まで』というSさんの目下のゴールは、果たしてこれからもそのままか?と言えば、未来のことはわからないと私は思います。

 

きっと英検2級を目指している最中のSさんには英検準1級はまだまだ遠いゴールに感じられるかも知れません。

 

でももしかすると近づいたとき、それでどう満足できるか?に関しては、その時にしかわからない、今は予想できないことだと思うのです。

 

(もちろん現状に満足するということも、充実した人生を送るにはとても重要なことですけれどもね)

 

だから英検準1級も『ここでいい』という感じでなく、『目下の目標』として頑張って行かれたらと思います。

 

私自身はそこからさらに紆余曲折ありましたが、いろいろとできることが多くなっていくうちに楽しさも倍増してさらに欲が出てきたので!

 

自分自身まずは英検2級を目指していた主婦時代には、今の地点など想像すらできませんでしたが(想像するだけでやる気を失ったのは確か。。。)。

 

正しく継続すれば必ず力は付きますから!

 

 


語学講座はここに注意!


  

そして全体の英語力という意味で言えば、英検の学習をすることでしっかりとした英語力をつけて行くことが期待できますが、様々な英語に触れるということがとても大切です。

 

そのために、英検の学習以外にもNHK英会話を通して学習する、海外ドラマやその他いろいろな生の英語の媒体を利用してバランスよく語感を伸ばして行くことをおススメします。

 

たとえ現時点ではわからない部分が多かったとしてもめげずに!いずれわかるようになる日のことを楽しみに!必ずわかるようになりますから!!

 

ただ、NHKの語学講座に関しては、毎日何となく聞いているだけではなかなか身につかないのが実情(経験済み)。

 

まず、自己流で学習を続けている場合は、正しい発音・イントネーション・リズムで文章を音読できているかがとても重要になります。

 

そして、1週間分のダイアログ、その量が多いというのであればポイントとなるセンテンスや表現だけでもいいので何度も音読して、日本語を見た時に、またその状況をイメージしたときに一瞬で言えるようにはしておきたいものです。

 

そういう文章や表現の単語などを入れ替えれば、無限に表現は広がって行くのです。

 

そしてそんなコツコツとした積み重ねが、半年、1年、それ以上経つうちに何もしないより確実に実力として培われて行くのです。

 

そういう根気のいる作業なく『英会話』は成し遂げられません。 

 


忙しい毎日をどう過ごすかが将来を大きく変える


 

大人になってからの語学学習は、毎日の仕事や生活で思うように時間が取れなかったり疲れていて勉強ができなかったりということがあるかも知れません。

 

私もフルタイムで働いていたサラリーマン最後の1年間は、早朝から仕事&残業で、お昼休みに英語講座のテキストをぱらぱらとめくる程度にしか学習できませんでしたので状況はよくわかります。

 

趣味の一環として英語を学ぶ場合、どうしても本気モードになりにくいことがあるかも知れません。

 

英検を受けようが受けまいが本人の自由です。

 

新卒の面接のように機会は一回きりということもないです。

 

でも語学はダラダラと学んでいても決して身につかない、と私は経験を通して強く思います。

 

日本で普通に生活送っていたら、日常で英語を使う状況を作り出さない限り、上達するのはとても難しいことなのです。

 

自ら工夫して一日の何割かを強制的に英語学習に充てるくらいの努力が必要なのです。

 

 

7回目受からなければもう勉強をやめるくらいの気持ちで頑張ってほしいのです。

 

 

しかし、残念ながら、今の楽しみをかなり削って英語学習に時間を充てたとしても、(例えば)半年や1年のような短期間で『日常会話がネイティブ並』になるのは現実的なことではないでしょう。

 

※日常会話は例として簡単なレベルに上げられがちですが、これは相当な流暢さを要求されます。『日常会話』とはとあいまいで幅の広い表現なので、カンタンそうに聞こえますが、『子どものような日常会話』から『大人の日常会話』まで網羅することを考慮すれば、それをネイティブ並みに行うということは外国人(特に英語を苦手とする日本人)にとっては一筋縄ではいかないものです。

 

『なれたらいいな~♪』と憧れだけでどうにかなるものではないのです。

 

日々の練習など、絶対に努力が必要なのです。

 

おそらく想像以上に…。

 

 

それでも上達したあかつきには、今は理解できないドラマや映画、好きなタレントやアーティストや作家の生の英語がそのまま理解できる、英語の書物が読んでわかる、自分でも抽象的な話題についても自分の言葉(英語)で考えを書くことが、話すことができるようになる。

 

たとえ多くの時間や楽しみを犠牲にして英語学習に充てたとしても、必ず後になって何倍も、何十倍もの喜びになって返ってくるのです。

 

翻訳機にもある程度できることかも知れないけれど、自分の頭脳でできるようになればそれはあなたという人間自体の性能が一つパワーアップしたということ。

 

それも英語という世界共通のフィーチャーがあなた自身に備わったということ!!

 

これは人生をかけて行っても十分すぎるほどに元を取ることができる、宝くじに高額当選するよりもずっと確率の高い投資なのです!

 

(ちょっと例えが下世話すぎましたか…)

 

私自身は英語を好きで学んでいるので、元が取れるからやろう!という感じはちょっとわからない感がありますけれども…。

 

 


最後に


 

ちょっと厳しいことを言ってしまったかも知れませんが、Sさんにはご自身の英語ライフのために頑張ってほしいです!!

 

私は厳しくも前向きに進む、強い意思を持つ英語学習者さんを応援します!

 


Sさん、7回目の受験での合格の知らせをお待ちしています!

 

 

 

※今までにいただいている英語のお悩みに対して、ブログ上で順に回答をさせていただきます。相談は『メルマガ登録』または上の『問い合わせ』よりお願いいたします。