【洋書多読】The Great Blue Yonder by Alex Shearer



182ページ

 

ふと訪れた図書館で、カヴァーの青空の写真に魅せられて借りることになった本。

 

中をぱらぱらと見ると英語もそれほど難しくなさそうだったので。

 

そしてこの本のレビューをネットで先に読んだために、本を読む前から内容に関して心の準備ができてしまっていました…(苦笑)。

 

 

どこで涙腺をくすぐられるか…というヨコシマな気持ちを抑えつつ読み進めたんですが、もともとあまり小説というものを読むのが得意でない自分は(登場人物の名前を関係性を把握するのにかなり時間がかかる)、やはり最初の20ページほどは話に入り込むのに少し忍耐を必要としました。

 

特にこの話は最初に長めの前置きがあってから話が展開されていくのです。

 

そしてなぜ主人公が今の世界にいるのか…という本題に入り始めてすぐ、

 

『あ~来たか来たか~』

 

という一瞬があったんですが、全体を通して主人公の少年の語り口調で繰り広げられる話には、あちこちにツンデレだったり自虐だったり皮肉だったりのユーモアが散りばめられていて

 

『なに?

 これは笑える話なの!?』

 

と思いながら読み進めていました。

 

レビューでは泣ける!って言っている人がいたけれど、どうもこれは自分はちょっと涙目になりつつガハハと笑って終わりかなと。

 

 

 

 

…と思ったんです。

 

終わりまであと1/5くらいというところまでは…

 

 

 

 

 

しかしさすがに核心に迫ってくると…

 

 

 

…やっぱり来ましたね~(*>ω<*)

 

 

 

 

読みながら情景を目に浮かばせながら、いろんなことを考えさせてくれるんですね。

 

自分が今生きているからこれを読めているんだなとか

 

生きている間でないと実感できないことがあるんだなとか

 

すでにこの世にいなくなってしまった人とこの主人公を重ねてみたり

 

(すぐ横にいるかも知れない・苦笑)

 

いなくなってしまう側の気持ち、そうなってしまった後に起こるかも知れないこと

 

残された側の気持ち…

 

でも日々の生活は坦々と続いて行くという現実…

 

旅立った人は残された人のことが心配なのだけど、幽霊になってでもずっと一緒に居たいのだけど

 

やっぱりそれはしちゃいけないことなんだな…

 

(だいたい声かけられても触られても気づかないし、声かけている方も気づかれないからしんどいし・苦笑)

 

だからこそ、生きているうちにしておかないといけないことあるんだな…

 

とか、もういろいろ考えさせられます。

 

生とか死とかを、今まで想像したことのない視点で考えさせてくれる感じ。

 

 

米国アマゾンのレビューにこんな一文がありました。

 

"This story is not only about death, it is a book which teaches you how to live."

 

私もそう思います。

 

 

 

 


この本の英語について


児童向けのお話ということで、英語は比較的平易ですが、英語口語独特の表現のために読んでも意味が入って来づらいものがところどころにあるという印象でした。

 

 

和訳では『意訳が多い』というレビューがあったので、そのような独特の表現を理解するのはやはり難しいということなのかも知れません。

 

語彙も難しめのものが散らばっています。

  

 

多読の場合、自分はピンとこない表現や知らない語彙もあまり深入りせずどんどん先に読み進めます。

 

※理解できない部分が多すぎて読み進めない…という場合は本のレベルが高すぎると思われます。

 

 

 

そして意図的にされているのかもしれませんが、主人公の『語り』に同じような内容が繰り返されていて、クドいと感じるかも知れません。

 

実際私は読んでいて『同じことが何度か出てくる』と気になりましたが、読み進むうちに、これも一種のユーモアなのではないかとと思うようになりました。

 

 

 


まとめ


英語らしい表現にたくさん出会えます。

  

泣かせるセリフも出てきます。

  

そういうものを英語で理解できることを嬉しく感じられると思います。

  

生きるということを考えるきっかけにもなります。

 

ぜひ読んでみてください。

 

(6時間程度で読める本のようです。私は途中で分けて2日で読みました)

 

※英語でアマゾンレビューを読んでみよう