【洋書多読】My Father's Dragon by Ruth Stiles Gannett


多読で絵本を制覇する試み第一弾として借りて来た6冊のうちの1冊。


 

小学生の頃和訳を読んだ覚えはあったけれど、内容はすっかり忘れていたので、原書を読む前はワクワクしたが、正直なところ子どものお話なので少しタルいのではないかという危惧を抱いてもいた。

 

しかし読み始めてしばらくして、不思議な感覚にとらわれた。自分がすっかりと話の中に入ってしまっていたのだ!そう気づいたときにはもう、自分がdragonの背中に乗っているエルマーの気分だった。

 

そしてエルマーとdragonのお互いに相手を思いやる気持ちが伝わってきて、心がホンワカとなった。二人が大好きになった。

 

子どもの本だというのに英検1級レベルの単語が出てきて興味深い。他にも知らない単語があったが、話の流れに夢中でそんなものはすっかりとすっ飛ばして読んでいた。読みながら状況がありありと想像されて展開していく…。ハラハラしながら時間を忘れて読み進め、気づいたときには最後のページに辿りついていてふと我に返るとともに『もう二人とお別れか…』とさみしい気持ちになった。きっと子ども時代の自分も、こんな気持ちで日本語版を読んでいたのだろうと想像した。

 

忙しさにかまけて読書をつい避けがちだった自分にとっては『そうだ、このイキイキとした疑似体験こそが読書の面白さであり醍醐味だ!』という新鮮な再発見でもあった。

 

子どもの本などとあなどってはいけないのだ。世界の多くの人々が魅了された話にはやはりそれだけの魅力があるのだ。それを原語で読むことができるのは英語を学んだおかげだ。英語を習いたての頃は暗号としか思えなかったような異国の文字の羅列が、こんなにも人の心を動かすものに変わって行くなんて…これぞ最高にエキサイティングなワンダーだ!

 

今からでも遅くはない。

 

これからもたくさんの名作を原書で読もうと心に誓った。